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堂場瞬一さん、15年で100冊目刊行 不愉快だが面白い小説、目指す

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堂場瞬一さん、15年で100冊目刊行 不愉快だが面白い小説、目指す

「殺人者の心の闇は理解できない」と話す堂場瞬一さん=東京都渋谷区(長尾みなみ撮影)

 警察小説の旗手、堂場瞬一さん(52)が100冊目となる著書を刊行した。天才的な頭脳を持ちながら“社会の浄化”のために殺人を重ねる男と、男を追う刑事らを3世代にわたり描いた「Killers(キラーズ)」(上下巻、講談社)。デビューから15年。現在、“日本最速の作家”といわれる、堂場さんに速さの秘密と新作に込めた思いを聞いた。(村島有紀)

時速15枚1日50枚

 「1時間に原稿用紙15枚なので時速15枚。1日にすると50枚ぐらいですね。14日間で700枚になりますから、2週間あれば1冊書き上げます」

 元オリンピック出場投手が大リーグへ挑戦するスポーツ小説『8年』で、平成12年の小説すばる新人賞を受賞しデビュー。24年に新聞社を退社し、専業作家となってからは執筆スピードが増した。25年には13冊、昨年は12冊、今年はすでに9冊を刊行し、累計100冊を達成。「年間3冊が平均的」(出版関係者)というから約3倍。「『堂場瞬一』は個人ではなくチーム名」「実は3人いて、1号が警察小説、2号がスポーツ小説、3号が料理を作っている」とささやかれるほどの超人的な仕事量だ。

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