産経ニュース

【健康カフェ】(6)夜食は体に悪い? タンパク質で筋肉増強も

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【健康カフェ】
(6)夜食は体に悪い? タンパク質で筋肉増強も

 夜遅くなってからや寝る直前に何か食べることについて、「太る」「健康によくなさそう」と思っている人は多いのではないでしょうか? しかし、最近の研究で、夜食が必ずしも健康に悪いわけではないことが明らかになってきました。

 海外のいくつかの大学で、運動をよくする若者を対象に、食事をする時間によって筋肉や脂肪のつき方に違いがあるかを調べたところ、寝る前にタンパク質をメーンとした少量の夜食をとることは、筋肉を補うのに有効だったというのです。野球やサッカー、ジョギングなどの運動を早朝や夕方以降に行うことが多い若い人にとって、少量の夜食はむしろお勧めなのです。

 若者だけに限りません。加齢によって筋力や体重が落ちてきた高齢者にも少量の夜食が有効です。年を取っても若いときと同じ量を食べられる人は別ですが、多くの人は食べる量が減ってきます。そのため、日中の食事で必要な量のタンパク質がとれなくなってしまいます。その分を夜食で補えば、筋肉の減りを少なくすることができるのです。

 寝る前の食事は、「消化や吸収を悪くする」と考えられてきましたが、研究結果ではこの点も特に問題がないことが分かりました。

 では、肥満が気になる人も同じように寝る前に食べても大丈夫でしょうか。夕食と別に、寝る前に何か食べたらその分カロリー摂取量が増えると思うかもしれませんが、意外にも、少量の夜食をとることが1日全体のカロリーを減らすことが報告されています。それはどういうことなのでしょうか。

 寝る前に少量の夜食をとることが翌朝の食欲を抑えたり、「夜食を食べてもいい」という気持ちが夕食の量を抑えたりし、結果として1日全体の摂取カロリーが少なくなるというのです。さらに、夜食をとることで、体脂肪も若干減ることがデータで示されています。

「ライフ」のランキング