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【梶田さんノーベル賞】「先生は怖かった」 師匠・小柴昌俊さんとつかんだ栄誉

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【梶田さんノーベル賞】
「先生は怖かった」 師匠・小柴昌俊さんとつかんだ栄誉

小柴昌俊さんの研究室の同窓会で談笑する梶田隆章さん(左)と小柴さん=平成25年9月27日、東京都新宿区 小柴昌俊さんの研究室の同窓会で談笑する梶田隆章さん(左)と小柴さん=平成25年9月27日、東京都新宿区

チェックは十分でしょうね」。63年に論文を投稿したが、原因は振動現象ではない可能性もまだあり、さらに観測が必要だった。

 このころ小柴研では、カミオカンデを10倍以上の規模に巨大化したスーパーカミオカンデの計画が進んでいた。より多くの観測データが得られるため、異変の原因を解明できる可能性がある。梶田さんは現場監督役として建設に携わり、8年に施設を完成させた。

 「良い装置ができたので、性能を最大限に引き出そう」。車で20分ほどの自宅から毎日通い、国際チームをまとめながら膨大なデータの解析を続け、10年がかりで異変の正体を突き止めた。

 小柴さんからは「正しい道を見つけ、明確に結果が出る研究をしなさいと教わった」と振り返る。その言葉通りに歩み、「空の上の存在」だった恩師と並ぶ最高の栄誉に輝いた。

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