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【微に入り細に入り】ダニがパンの袋の中で大繁殖 パンケーキシンドローム

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【微に入り細に入り】
ダニがパンの袋の中で大繁殖 パンケーキシンドローム

ホットケーキミックスの中で大繁殖したコナヒョウヒダニ

 パンケーキやお好み焼きを食べた後、呼吸困難を伴うような即時型アレルギー(アナフィラキシーショック)を発症した事例が平成25、26年に相次いで報告されました。コナヒョウヒダニ(学名・デルマトファゴイデス・ファリナエ)が開封後の小麦粉製品に混入し、さらに袋の中で大繁殖したものを知らずに食べたことが原因です。このような事例は、日本でも30例以上あり、お好み焼き粉やホットケーキミックスなどの小麦粉製品で多いため、「パンケーキシンドローム」とも呼ばれています。

 コナヒョウヒダニ由来のアレルゲンが口から胃を通り、腸から吸収されていくため発症までに少し時間がかかりますが、食後1時間くらいで腹痛、せき、じんましん、顔面紅潮、呼吸困難といった症状がでます。

 当研究室では5つの事例について大学病院などからの依頼で原因究明を行いました。5つの事例とこれまでの報告事例から、ダニが大繁殖したお好み焼き粉やホットケーキミックスは、開封から半年以上経過したものが多いようです。実際にどのくらい放置するとダニが繁殖するかを検証するため、(1)小麦粉(2)お好み焼き粉(3)ホットケーキミックス-3種の製品を5軒の住宅のキッチンに15カ月間置いて再現実験を行いました。

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