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川島なお美さん死去の衝撃 「有効な検診方法は残念ながらない」 政府、対策を加速

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川島なお美さん死去の衝撃 「有効な検診方法は残念ながらない」 政府、対策を加速

ネイルクイーン2014授賞式での女優・川島なお美さん=平成26年11月7日、東京ビッグサイト(撮影・北野浩之)

 女優の川島なお美さん(54)、アナウンサーの黒木奈々さん(32)など、がんで亡くなる著名人が相次いでいる。日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死亡する時代。若い世代では死亡率は減っているが、進行してからがんが見つかることも多く、治療に成功した後の社会復帰も課題だ。国は予防や研究などを進める「がん対策加速化プラン」の策定を進め、国民病の克服を目指している。

 ■膵臓や肝臓は予後悪く

 厚生労働省などの統計によると、がんが結核や脳卒中を抑えて日本人の死因第1位になったのは昭和56年。高齢化によりがんで死亡する人は増加を続け、国立がん研究センターの推計によると、日本人男性の60%、女性の45%が死ぬまでにがんにかかるとされる。帝京大医学部の渡辺清高准教授(腫瘍内科)は「身近にがんで亡くなる人を目にする機会は、団塊世代の高齢化を控えて今後も増えていくだろう」と予測する。

 ただ、高齢化の影響を取り除くと、がん死亡率は低下している。75歳未満のがん死亡率は、平成17年には人口10万人当たり92・4人だったが、25年には80・1人に低下。医療の進歩によりがんになった人の5年後の生存率も、約20年前の53・2%から10年間で58・6%に上がった。厚労省研究班の調査では、がん患者の8割が「がん医療は数年前と比べて進歩した」と答えている。

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