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【広角レンズ】大人向け「キャラ文芸」台頭 ライトノベルと一線 文庫品揃え厚く

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【広角レンズ】
大人向け「キャラ文芸」台頭 ライトノベルと一線 文庫品揃え厚く

各社の参入が相次ぐ新ジャンルの文庫本

 昨年6月に富士見L文庫(富士見書房)が創刊されたのを皮切りに、招き猫文庫(白泉社)、朝日エアロ文庫(朝日新聞出版)、集英社オレンジ文庫といった新レーベルの立ち上げが相次いだ。昨年8月末には、新潮文庫に新たなシリーズ「新潮文庫nex(ネックス)」が登場。「スマホやマンガに親しんできた20代、30代の人が小説を読む入り口となるものを作ろうと考えた」と担当編集者の高橋裕介さんは明かす。

 新潮文庫の表紙は従来、著者名と書名の見やすさを重視してきた。しかし、新シリーズnexでは本をあまり読んでこなかった人に気軽に手に取ってもらおうと、表紙はインパクトを重視し文字よりもイラストが目立つよう工夫した。「かっこいい、かわいいと思って“ジャケ買い”してもらえるかにこだわった。デザインでは他社には負けていないはず」と高橋さん。

 ■シリーズで100万部

 nexの立ち上げにあたって、高橋さんは「角川文庫を一番、意識していた」という。そのKADOKAWAは平成24年に「キャラクター文芸編集部」を新設し、キャラ文芸作品を角川文庫や角川ホラー文庫で展開してきた。担当の野崎智子さんは「当時はまだキャラクター文芸という言葉もなかったが、この名称が一番分かりやすいと考えた」と振り返る。

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