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【あんしん!ペットライフ】(117)ダニが媒介する感染症に注意

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【あんしん!ペットライフ】
(117)ダニが媒介する感染症に注意

 ダニの一種である「マダニ」が媒介する、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)という感染症を知っていますか。日本では平成25年に初めて確認された人の感染症で、発熱や腹痛などを引き起こし、死に至るケースも報告されています。

 SFTSは、ウイルスを保有しているマダニにかまれることで感染します。マダニは山や川のなどの草むらに生息しています。

 犬や猫などの動物は、ウイルスに感染しても発症しないと考えられています。しかし、動物に付着したマダニが人をかむ恐れはあります。また、マダニはSFTS以外の感染症を媒介する可能性もあるので、ダニにかまれやすい犬などは、月に1度くらいのペースでダニの駆除薬を投与するなど、予防を徹底することが重要です。

 散歩などで外出したあとは、動物の皮膚をよく確認してください。万が一、ダニを見つけた場合は、決して無理に取ろうとしてはいけません。ダニの体が破れて皮膚内に残ってしまうと、その部分が化膿(かのう)してしまうこともあるからです。なるべく早く動物病院へ行き、専用のピンセットで獣医師に除去してもらうようにしましょう。

 行楽シーズンを迎え、動物と一緒にアウトドアレジャーに出かける方も多いのではないでしょうか? アウトドアを楽しむときには、動物だけではなく、飼い主も肌の露出を避けるなど対策を取りましょう。(アニコム損保 獣医師 宮本茜)

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