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【みうらじゅんの収集癖と発表癖】甘えた坊主 一休?雪舟?小坊主の謎に迫る

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【みうらじゅんの収集癖と発表癖】
甘えた坊主 一休?雪舟?小坊主の謎に迫る

 小学校の頃から仏像好きで、今でも日本各地の寺を巡(めぐ)っては「ほーう、この釈迦は清凉寺式ですな」などと分かったようなことを言っている僕。参道の土産物屋チェックも怠らない。昔から気になっていたがなかなか手が出せないでいた品に『甘えた坊主(ぼうず)』がある。

 それは単に地蔵ならまだしも、小坊主の人形まで興味がいかなかっただけのこと。しかし毎回、気になっていたのは大きな木魚に甘えるようにして寄り添っているその姿。袈裟(けさ)の肩には1匹のネズミ。よく見るとその小坊主のまつ毛はやたら長く、ほお紅もさしているではないか。土産物屋の表示は大概“小坊主”だったが、四国のある寺の参道では“一休さん”と書かれていた。あの「あわてないあわてないポクポクチィーン!」の一休さんである。思わず土産物屋のおばちゃんに聞くと、「一休さんが修行中、ついウトウトしてしまったところやろね」と説明してくれたが、とても疑わしかったので一応、買ってみることにした。それからというもの甘えた坊主の方から「買って」と言わんばかりのアピール視線を受けるようになって、気が付けば何十体ものバージョン違い(木魚の位置が逆だったり、袈裟の色が違ったり、ポーズ違いだったり色々)を集めてしまってた。でも、基本は甘えた坊主に変わりはない。

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