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【書評】『伊勢神宮とは何か 日本の神は海からやってきた』

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【書評】
『伊勢神宮とは何か 日本の神は海からやってきた』

『伊勢神宮とは何か 日本の神は海からやってきた』植島啓司著、松原豊写真(集英社新書ヴィジュアル版・1400円+税)

 世界の聖地を歩いてきた宗教人類学者が、伊勢神宮へ。〈太古の昔から現在に至るまで一貫してこの地で同じように祀(まつ)られてきたとされていますが、そんなことはありません〉。地勢を参照しながら摂社や末社をめぐって土着の神々の気配を探り、この地に神宮が成立した過程を読み解いていく。スリリングな論考は「信仰の始原」までさかのぼり…。

 著者が〈明らかに他とは違った空気が流れている〉と書くような場所で、その気配をきちんと表現してみせる松原豊氏の写真のおかげで、知的冒険が臨場感たっぷりに楽しめる。(植島啓司著、松原豊写真/集英社新書ヴィジュアル版・1400円+税)

  

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