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【旅で知る~東日本大震災4年半】(中)体験型ツアー

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【旅で知る~東日本大震災4年半】
(中)体験型ツアー

初めて開催された松川浦のエコツアー。子供たちは磯遊びを楽しんだ=8月3日、福島県相馬市

 ■自然や漁師たちとふれあう

 丸まった針金の先にイカの刺し身を付け、そっと岩と岩の隙間に垂らす。しばらくしてから、針金を引き上げる。「きた、きた!」。子供たちは針金の先に食いついた小さなカニの姿に歓声を上げた。

 東日本大震災で大きな被害を受けた福島県相馬市の景勝地、松川浦に、久しぶりに観光客の声が響いた。

 8月2日から1泊2日で、磯遊びや魚の観察をする初めての「エコツアー」(3食付き、12歳以上1万5500円)が行われ、埼玉県から2家族計7人が参加。地元の漁師が漁の方法や船の係留に欠かせないロープの結び方などを教えた。

 主催は地元住民で作る「松川浦ガイドの会」だ。エコツアーは、地域の海や山、農業・漁業など地元の暮らしを観光資源として、体験しながら自然を楽しむ旅。震災後、環境省の復興エコツーリズム推進モデル事業に選ばれ、ガイドの育成やモニターツアーなどを経てこの夏、商品化に踏み切った。

 ◆観光地の再生

 松川浦は、約7キロに渡る砂州(さす)(堆積した砂)によって湾が外海から隔てられた「潟湖(せきこ)」。東日本大震災前は釣りや海水浴、新鮮な海の幸を目当てに年間約100万人が訪れる観光地だった。

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