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【世界の議論】「現在は6度目の大量絶滅期」 英誌に衝撃の論文…環境破壊で「第4次」酷似

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【世界の議論】
「現在は6度目の大量絶滅期」 英誌に衝撃の論文…環境破壊で「第4次」酷似

米シカゴの博物館に展示されているティラノサウルスの骨の化石のホコリを落とす係員。かつての恐竜のように、人類にも絶滅の危機が…(ロイター)

 地球では過去5億年の間に、恐竜など生物種の大量絶滅期が5度到来したが、現在は6度目の大量絶滅期を迎え、人類を含む全ての種が危機にさらされている-。こんな衝撃的な研究論文が11日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表された。人類の活動による自然環境の破壊が進む現在の地球の状況は、過去の大量絶滅の原因となった気候の激変と類似していると分析。「生物は急激に変化する状況への適応が間に合わず、絶滅する」とし、種の頂点に立つ人類も例外ではないと警鐘を鳴らしている。(SANKEI EXPRESS)

直近は6600万年前

 「自然環境における大規模かつ急速な混乱は間違いなく人類にネガティブな影響を与える」。論文の主筆者である英リーズ大学のアレキサンダー・ダンヒル教授はこう指摘し、地球温暖化に象徴される気候変動に危機感をあらわにした。

 米科学系ニュースサイト、サイエンス・デイリーやAFP通信などによると、最初の大量絶滅期は、約4億4400万年前のオルドビス紀末に訪れ、三葉虫やサンゴ類など全生物種の85%が絶滅。2度目は約3億7400万年前のデボン紀後期で、海洋生物を中心に全生物の82%が滅んだ。3度目が約2億5100万年前のペルム紀末で、絶滅率は90%に達した。

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