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【くらしナビ】夏バテ予防には発芽米 自律神経調節など効果

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夏バテ予防には発芽米 自律神経調節など効果

 厳しい暑さが続いたことで、この時期にはだるさや食欲不振といった夏バテの症状が出やすい。そうした中、栄養の専門家らが注目しているのが発芽米だ。発芽米には夏バテ予防に効果がある成分がぎっしり詰まっているのだという。

 順天堂大学医学部の小林弘幸教授は「夏バテの主な原因は、呼吸や血液循環などをコントロールする自律神経の乱れ」と説明する。体が暑さなど夏特有の厳しい環境にさらされることで自律神経が乱れ、体調が崩れるというわけだ。

 対処法として小林教授は適度な運動と、食生活を見直すことによる腸内環境の改善をポイントにあげる。腸がきちんと動けば血流も良くなり、自律神経も安定する。

 発芽米は、玄米をわずかに発芽させたもので、腸内環境を整える食物繊維、ビタミンB1、自律神経を調節するオリザノール、ストレスを和らげるGABA(ギャバ)といった栄養分が豊富に含まれている。例えば食物繊維は白米の約5倍、GABAは白米の約10倍、玄米の約3倍など。

 ファンケルは、原料の玄米に水分を少しずつ加える独自の製法を開発し、栄養価が高いうえに、米粒にひびが入るのを防ぎ、ふっくらとおいしく炊き上がるようにした。

 同社では発芽米の良さを知ってもらおうとセミナーを開いたり、著名料理研究家とコラボしたりして、おいしく簡単に作れる料理を紹介するなどの取り組みに力を入れている。

 発芽米はコレステロールの抑制や、中性脂肪を低下させる働きがあることも知られている。健康志向が鮮明になる中、お米の選び方も健康重視の方向へと変わっていきそうだ。(武田範夫)

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