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【ゆうゆうLife】かかりつけ医の機能強化 慢性疾患患者に24時間対応

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【ゆうゆうLife】
かかりつけ医の機能強化 慢性疾患患者に24時間対応

介護保険でリハビリをする様子を見に、かかりつけ医が現れることも=東京都世田谷区の在宅総合ケアセンター成城 (一部画像を加工しています)

 坂口さんのかかりつけ医は同センター長の井上智貴医師。リハビリを行うのと同じフロアに診察室がある。受診はたいてい月1回だが、いざというときには24時間、電話対応もしてもらえる。費用は、医療費が3割負担の人で月に4510円の定額。薬代や急な往診費などは別だが、風邪をひいて受診回数が増えても費用は変わらない。坂口さんが「地域包括診療料」の対象になっているからだ。

 地域包括診療料は昨年度、厚労省が新設した。算定できる医療機関も対象患者も限られている。診療所なら「常勤医が3人以上」で、看取(みと)りも含む在宅医療を行うことなどが条件。患者は高血圧症、糖尿病、脂質異常症、認知症の4疾患のうち、2疾患以上を持つ人だ。

 坂口さんは、高血圧症と脂質異常症があてはまる。いずれも、脳梗塞の危険因子だ。今年5月には、目まいと嘔吐(おうと)で起き上がれなくなり、妻が同センターに電話をした。井上医師は再発の危険性を考えて、急ぎ訪問。患者の治療履歴などを記した診療情報提供書を書いて大学病院に紹介した。

 坂口さんは「脳梗塞は、いつ再発するか分からない。まひもあるから転ぶかもしれない。いつでも対応してもらえて、何回通っても同じ額なのは安心感がある」と、信頼を寄せる。

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