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【日本の議論】軍事技術生かした最新鋭お天気レーダー その驚異の実力は? ゲリラ豪雨の予測にも

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【日本の議論】
軍事技術生かした最新鋭お天気レーダー その驚異の実力は? ゲリラ豪雨の予測にも

 急激に積乱雲が発達し、局地的に大雨を降らせる「ゲリラ豪雨」を降る前に予測しようとする研究が産官学連携で進んでいる。予測には、雨が降る前に上空にできた雨粒を捉える必要があり、東京五輪が開催される平成32年を目途に最新レーダーや予測システムの開発が進む。完成すれば防災への活用はもちろん、五輪で屋外競技の中止、再開の判断にも利用される見通しだ。

軍事技術を気象に活用

 ゲリラ豪雨は、急速に発達する積乱雲によってもたらされる。大気の状態が不安定になるとともに、上空3~10キロ付近で雲が発生、内部に雨粒の塊が大量にたまり、徐々に下がって降り注ぐことで豪雨となる。積乱雲ができ始めてから、豪雨が地上に降るまでは10分程度といわれている。

 気象レーダーは、アンテナなどを水平方向に回し、電波を発射することで周囲を観測する。ただ、これまで使われてきた皿のような形をしたパラボラ型の気象レーダーは、電波を発射した方向の狭い範囲しか観測できず、首を上下に振りながら少しずつ観測するため、全周の観測には5~10分かかり、ゲリラ豪雨を雲や雨粒の発生段階から捉えるのは難しかった。

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