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呉清源九段、囲碁殿堂入り

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呉清源九段、囲碁殿堂入り

呉清源氏=2002年6月撮影

 日本棋院は、昭和最強の棋士と呼ばれ、戦前戦後を通じて囲碁界に大きな足跡を残した呉清源(ご・せいげん)九段(1914~2014年)の囲碁殿堂入りを発表した。殿堂入りは18人目。

 呉九段は中国福建省生まれ。囲碁の天才少年として評判になり、14歳で来日。木谷実九段(1909~75年)とともに盤面中央への展開速度を重視した「新布石」を考案し、現代囲碁の礎を築いた。昭和14年から始まった「打ち込み十番碁」では、木谷九段や橋本宇太郎九段(1907~94年)ら当時のトップ棋士を次々と破り、第一人者として君臨。昨年11月に100歳で死去した。

 日本棋院によると、呉九段には生前、殿堂入り候補の打診をしたが「研究中の身なので」と固辞されたという。今回は遺族の許可も得られたためノミネートされ、7月21日に開催された有識者による表彰委員会で選出された。

 囲碁殿堂は、囲碁の普及と発展に顕著な貢献をした人物を表彰する制度で、徳川家康や本因坊秀策らが名を連ねている。

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