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グラススイーツ楽しもう

グラススイーツ作りを楽しむくぼこまきさん親子。夏の暑さも忘れさせてくれる爽やかな出来映えだ

 ■フルーツ、クリーム…器に重ね/SNSにアップ 子供と手作り/「自分用やプレゼントに好評」

 暑さも本格的となり、涼しげな透明のグラスにフルーツやクリームなどを重ねて入れる「グラススイーツ」が人気を集めている。グラスから透けて見える色とりどりの層を写真に撮ってSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にアップするのがちょっとした自慢になるようだ。手軽においしく作れることから、子供と手作りを楽しむ家庭も増えている。(金谷かおり)

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 みずみずしい旬の桃やマンゴー、8月にはパイナップルを使ったグラススイーツも加わる予定のショーケース。東京・恵比寿にあるフランス菓子の人気パティスリー「レザネフォール」では、冬場は2、3種類、夏場は5、6種類のグラススイーツを取りそろえる。

 オーナーシェフの菊地賢一さんによると、グラススイーツはフランスでも定番人気のもので、日本でも「(市場規模が)増えている」という。同店でもグラススイーツだけで年間約5万個を売り上げている。

 菊地さんは「女性を中心に自分用、プレゼント用に好評のようです。キラキラと美しく見えるように心がけて作っています」。

 クリームチーズの「キリ」で知られるベル ジャポン(東京都港区)は、グラスにキリと好きな素材を重ねるグラススイーツのレシピ本「キリで作るグラスティラミスレシピ」を監修、6月に発売された。同社では、素材がグラスの中で層になる様子がティラミスに似ていることから、「グラスティラミス」と呼んでいる。

 レシピ本では、キリを使って作る定番コーヒー味の「キリ ティラミス」や、抹茶を使った和風仕立ての「ホワイトチョコ抹茶」、夏にもぴったりの「みかんココナッツ」など、見た目も色鮮やかな豊富なバリエーションを紹介。キリを担当するマーケティング部の畑千絵シニアブランドマネージャーは、「スイーツに『手軽さ』『楽しさ』『おいしさ』のニーズが高まっている。また、写真をSNSにアップすることが増えているいま、褒めてもらえる見た目の美しさも大事。グラスティラミスはその全てが詰まっている」と話す。

 同社ではレシピ本の発売に先立って、料理ブログのポータルサイトと共同でキリを使った「グラスティラミス」のレシピコンテストを4~6月に開催。作品の応募総数は約1千件にも上る盛り上がりを見せたという。

 イラストレーターのくぼこまきさんは、長女(4)と一緒にグラススイーツを作って楽しんでいる。

 2人がチャレンジしたのは「ハニーオレンジヨーグルト」。マーマレードジャムを加えたヨーグルト、コーンフレーク、クリームチーズにハチミツとホイップクリームを加えたものを順に重ね、最後に生のオレンジを飾り付けた。完成までわずか数分。くぼさんは「手軽に見た目もきれいにできるのでうれしい」といい、長女も「自分で作るとおいしい」と満足げだ。

 グラススイーツが人気を集めていることについて、消費トレンドに詳しい第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部の宮木由貴子上席主任研究員は「食べるおいしさだけでなく、『被写体』としての価値がある」と、SNSの流行が背景にあることを指摘。また、「さまざまな種類のグラスを安く手に入れられるようになったことや、中身が見える安心感もあるのでは」と話している。

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