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【ゆうゆうLife】人口減、高齢化…福祉と地元産業連携で町を元気に

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人口減、高齢化…福祉と地元産業連携で町を元気に

町の人が集まり、情報交換の場にもなっている農家レストラン「野菜花」=滋賀県東近江市

「恋する豚研究所」「多古新町ハウス」

 介護や障害福祉サービスの提供者が、地域産業と連携し、垣根を越えて地域のニーズを拾っていこうという取り組みが芽生えている。福祉にとどまっていては、人口減や高齢化で疲弊する「町」の課題に対応できないとの思いがある。町から生まれ、町を元気に-。先駆的な2つの事例を紹介する。(佐藤好美)

                   

 東京駅前の複合商業施設、丸ビルにある総合食料品店「明治屋」。ワインやチーズ、ジャムなど国内外のおしゃれでおいしい物に肩を並べて、「恋する豚研究所」(千葉県香取市)のハムやベーコンが置かれている。

 作ったのは、社会福祉法人「福祉楽団(がくだん)」の就労継続支援事業所「栗源(くりもと)協働支援センター」(同)で働く障害者ら。だが、パッケージに福祉色はない。同法人常務理事の飯田大輔さんは「福祉を売りにしたり、言い訳にしたりしたくない。味と品質で日本の大手と勝負していく」と言う。

 同法人が、障害者に労働基準法や最低賃金法に基づく雇用を提供する事業所を立ち上げたのは3年前。重視したことの一つは、障害のある人にきちんとした賃金を出すこと。もう一つは、地域にお金が回る仕組みを作ることだった。

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