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満州経営の中核「満鉄会」解散控え最後の懇談会 「人生そのもの…寂しい」 東京

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満州経営の中核「満鉄会」解散控え最後の懇談会 「人生そのもの…寂しい」 東京

 約40万人の社員を誇り、日本の満州経営の中核だった満鉄(南満州鉄道)の元社員、関係者で作る「満鉄会」(松岡満寿男(ますお)理事長)が来年3月末で解散するのを前に17日、最後の懇談会が港区新橋のレストランで開かれた。

 会には、元社員約10人のほか、子や孫、関係者ら約50人が参加。満鉄の頭文字「M」とレールの断面をデザインした社旗が掲げられた会場で、満鉄社歌を全員で斉唱し、懐かしい思い出話に花を咲かせた。

 ハルビン電気区で信号関係の仕事をしていた田伏正七(たぶせ・しょうひち)さん(96)=西東京市=は昭和12(1937)年の入社。「満鉄は私の人生そのものだった。仕事も楽しかったしね。(会の解散は)よりどころがなくなっちゃうようで寂しいな」

 満鉄会は、戦後の21年の創設。最盛期には1万数千人の会員がいたが、現在は約700人。会員の高齢化で旧満州関係の会が次々と解散してゆく中で、満鉄会も2年前、3年間の期限つき、情報発信業務に絞るという条件で「満鉄会情報センター」に衣替えしたが、それも来年3月末で期限を迎える。

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