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【微に入り細に入り】赤い水あかの正体は?

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【微に入り細に入り】
赤い水あかの正体は?

 数日前まできれいだったシンクや洗面台などの水回りに、いつの間にか赤色やピンク色をした水あかが発生してしまうことはありませんか? これは汚れではなく、赤色酵母と呼ばれる微生物で、カビやキノコと同じ菌類です。赤色酵母は、学名・ロドトルラ属といい、複数種類がいますが、特に一般住宅では「ロドトルラ・ムシラギノーサ」が見られます。

 よく発生する場所は、常に水分が付着しているシャンプーボトル、せっけん箱、風呂おけ、食器乾燥かごの水受け皿などです。水道の蛇口周辺や冷蔵庫内の製氷用水のタンク、加湿器などに繁殖しているのに気がつかずに使っていることもあります。住環境のあらゆる場所に存在し、「住まいの常在菌」と言えます。

 赤色酵母を顕微鏡で見てみると、楕円(だえん)形で髪の毛の断面の20分の1(短径4×長径10ミクロン)くらいの大きさです。純培養して増殖すると紅色の集落を作ります。赤く見えるのは、増殖の過程で赤い色素であるカロテノイドを産生するためです。

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