産経ニュース

皇居外苑をライトアップ 政府が来年度実施に向け検討 訪日客を呼び込み

ライフ ライフ

記事詳細

更新


皇居外苑をライトアップ 政府が来年度実施に向け検討 訪日客を呼び込み

2013年12月に行われた皇居・二重橋などへのライトアップ

 政府が皇居外苑でライトアップの実施を検討していることが5日、分かった。新たな観光スポットとして外国人観光客らを呼び込む狙いがあるほか、大規模災害時の避難場所として安全性を高める目的もある。年内にも実施にあたっての方針を策定し、早ければ来年度から実施する。

 皇居外苑は、皇居前広場を中心とする「皇居外苑地区」と、日本武道館や東京国立近代美術館などがある「北の丸地区」に大別される。2020年の東京五輪・パラリンピックでは、皇居前広場が自転車ロードレースのスタート地点になり、武道館は柔道の競技会場になる予定だ。

 現在、外苑東側にある和田倉噴水公園で夜間のライトアップが行われている。管理者の環境省は、照明を設置する場所を外苑の他の各所に広げ、昼間だけでなく夜間も美しい景観をアピールすることで、大きな集客効果があるとみている。

 また、皇居外苑は大規模災害が起きた際の退避場所にも指定されている。現在は蓄電システムがなく、停電時には大半の外灯が使用できなくなるため、防災上の観点からも照明設備の見直しが必要との指摘もあった。

 一方、皇居外苑はヘイケボタルや天然記念物のヒカリゴケなど貴重な自然が残っている。照明が生態系に影響を与える懸念も指摘され、環境省の担当者は「皇居の品格を維持し、美観や静けさを壊さないライトアップの仕方を検討したい」としている。

このニュースの写真

  • 皇居外苑をライトアップ 政府が来年度実施に向け検討 訪日客を呼び込み

「ライフ」のランキング