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雅子さま2年ぶり外国公式訪問 宮内庁関係者「活動の幅広げ自信に」

療養中の皇太子妃雅子さまが2日、皇太子さまとともにトンガ王国に向けて出発し、2年ぶりの外国公式訪問を実現された。体調への負担を考慮し、現地で臨席する行事は限定されるが、宮内庁関係者は「昨年から活動の幅を広げ、自信につなげられている」と前向きに受け止めている。
訪問先のトンガは親日国として知られる。皇室とは今回戴冠(たいかん)式を行うツポウ6世の父、ツポウ4世の時代に交流を深め、4世は昭和天皇の大喪の礼に参列。一方、平成18年の4世の葬儀、20年のツポウ5世の戴冠式には、いずれも皇太子さまが参列されている。
6世の戴冠式には4月初旬に招待があり、6月上旬には雅子さまが同行される方針が固まった。25年のオランダ訪問は閣議了解が出発9日前までずれ込んだが、今回は20日前と余裕を持って迎えられた。