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【ワインのこころ】「コス」のシャンパン 世界が注目 青木冨美子

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【ワインのこころ】
「コス」のシャンパン 世界が注目 青木冨美子

ミシェル・レィビエNVのお披露目をしたラファエル・レィビエ氏=2015年6月5日(青木冨美子さん撮影)

 仏・ボルドー地方メドック地区にはナポレオン3世の命により、制定されたワインの格付けがあります。1855年のパリ万博を機に実施されたもので、500余りのシャトーから58(分割などで現在は61)が選ばれ、第1級から第5級までに格付けされました。当時の取引価格や名声を参考に決定されたものですが、いまに至る160年間、その権威は続いています。唯一の変更は1973年に、第2級だったシャトー・ムートン・ロートシルトが第1級になったことだけです。

 第2級のなかには実力的に限りなく第1級に近い“スーパーセカンド”と称されるシャトーがいくつかあります。そのひとつがシャトー・コス・デストゥルネル(以後コス)です。

 6月にエノテカの招聘(しょうへい)で来日したラファエル・レィビエ氏は、ホテル業を営む実業家、ミシェル・レィビエ氏のご子息です。レィビエ家は2000年にコスを買収し、現在、素晴らしい醸造家チームを率いてワインの品質をさらに向上させています。2009年にはハンガリーのトカイ地方にあるヘーツルー社も入手。2013年からはシャンパーニュ地方でシャンパンの新プロジェクトを開始しています。コスの醸造チームの協力のもと、レィビエ家は長年の夢だったシャンパン造りを実現させました。

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