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米で「トランス脂肪酸」禁止 削減対策進む国内企業

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米で「トランス脂肪酸」禁止 削減対策進む国内企業

トランス脂肪酸は、植物油を加工して作るマーガリンやそれらを使った食品に多く含まれる トランス脂肪酸は、植物油を加工して作るマーガリンやそれらを使った食品に多く含まれる

 海外でトランス脂肪酸の摂取削減に向けた動きが広がる中、日本では食品安全委員会が平成18年度に国内で流通する食品中の含有量調査や1人当たりの摂取量調査を実施。その結果、日本人の摂取量は1日平均0.7グラムで、総エネルギーの約0.3%とWHOの目標を大きく下回っていた。このため、食安委は「通常の食生活では健康への影響は小さい」としている。

 また、消費者庁は21年からトランス脂肪酸の摂取量や健康影響に関する情報収集を実施。23年に食品メーカーなどに対し、トランス脂肪酸に関する情報を自主的に開示するよう要請した。

 ◆限りなくゼロに

 こうした動きを受け、国内企業は低減化に向けた対応を進めている。

 山崎製パン(東京都千代田区)は、約10年前から製品中のトランス脂肪酸の低減対策を実施。商品によって違いはあるが、5分の1から20分の1に削減した。同社広報・IR室は「製油メーカーなどの協力を得て削減してきた。問題となる量が含まれた商品はないが、他の商品に比べて高めのものはおいしさとのバランスをみながらさらに減らしていく」とする。

 セブン&アイ・ホールディングス(千代田区)も17年からパンや弁当などオリジナル商品の削減に努めてきた。広報センターは「健康への関心が高まり栄養的なことを気にする人が増えている。トランス脂肪酸は乳製品などにも含まれるのでゼロにはできないが、限りなくゼロに近づけていきたい」とする。

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