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【地方再考~自治の現場】「日本語」教科化、国際人を養成へ 佐賀・鳥栖市の“教育改革”

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【地方再考~自治の現場】
「日本語」教科化、国際人を養成へ 佐賀・鳥栖市の“教育改革”

6年4組の「日本語」の授業では、子供たちが話し合いながら敬語を学んでいた=佐賀県鳥栖市の鳥栖北小学校

 人口約7万人の佐賀県鳥栖(とす)市の“教育改革”が注目を集めている。今春から市内全ての小中学校の授業に全国でも珍しい「日本語」を新教科として取り入れたからだ。地域色を前面に出した教科書を独自に作成、論語や武士道を軸に礼儀作法や伝統文化を教えている。かつて日本人が備えていた教養を現代によみがえらせよう-という試みに期待が寄せられている。

 ■美しい言葉遣い

 「『校長先生はいると思います』。この言い方、間違ってるかな?」。6月中旬、市の中心部にある鳥栖北小(児童数760人)6年4組で行われた日本語の授業。教壇に立った担任の貞包(さだかね)典子教諭(51)が子供たちに問いかけた。

 校長先生はいらっしゃいますか?-。小学校を訪れた来客からの問いかけに答える場面を考えさせる。

 「校長先生は目上の人だから『いらっしゃる』って言わないといけないんじゃないかなあ?」。自信なさげに女の子がつぶやく。隣の席の男の子は別の考えだ。「でも、校外の人にとって、ぼくらは校長先生の身内に当たるから『いる』でもいいんじゃない?」

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