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不妊の定義「2年」→「1年」へ 日本産科婦人科学会

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不妊の定義「2年」→「1年」へ 日本産科婦人科学会

 妊娠を希望しながら一定期間妊娠しない「不妊」について、日本産科婦人科学会(藤井知行理事長)は20日、これまで「2年」を一般的としてきた妊娠が成立しない期間を、「1年」とする方針を発表した。女性の晩産化を受け、早期に不妊治療につなげられるよう定義を変更することを理事会で承認した。会員から意見を聞き、8月にも決定する。

 現在、不妊とされるのは生殖年齢の男女が妊娠を希望し、避妊することなく2年ほど性生活を行っているのに妊娠しない場合。学会によると、国際的には妊娠しない期間を1年とするのが一般的だという。こうした国際情勢に加え、日本では晩産化により女性が妊娠する年齢が上昇。夫婦が早期に適切な不妊治療を受けることが必要なことから、この期間を1年に改める。

 学会によると、妊娠を希望して1年で80%、2年で90%が妊娠するといわれており、現在、数十万カップルが不妊治療を受けているとされる。苛原(いらはら)稔常務理事は「臨床現場では1年たっていれば不妊の原因を調べる検査を行うのが一般的だ」として、定義の変更が臨床現場に与える影響は少ないとしている。

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