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直木賞作家の高橋治氏が死去

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直木賞作家の高橋治氏が死去

高橋治氏

 小説「風の盆恋歌」で知られる直木賞作家の高橋治(たかはし・おさむ)氏が13日、肺炎のため死去した。86歳。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻、留美子(るみこ)さんと長男、文月涼(ふづき・りょう)。

 昭和4年、千葉市出身。東大文学部を卒業後、28年に松竹大船撮影所に入り、同年に巨匠・小津安二郎監督の代表作「東京物語」の助監督を務めた。35年に「彼女だけが知っている」で監督デビュー。40年に退社するまで計8本の監督作品を残した。

 退社後は演劇の世界に転じ、執筆活動へ。59年に「秘伝」で直木賞を受賞した。ほかに、吉川英治文学賞の「星の衣」や、小津監督を中心に松竹大船撮影所を描いた「絢爛たる影絵」などがある。

 柴田錬三郎賞の「名もなき道を」をめぐっては、高橋さんの高校時代の同級生の遺族が「小説の主人公のモデルとされ、プライバシーを侵害された」として訴訟を起こしたこともあった。

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