産経ニュース

電子黒板で利用拡大「デジタル教科書」 費用、内容…専門家が検討

ライフ ライフ

記事詳細

更新


電子黒板で利用拡大「デジタル教科書」 費用、内容…専門家が検討

電子黒板型プロジェクターを使い、惑星探査機の活躍ぶりを話すJAXAの的川泰宣名誉教授。画面左側が拡大されたデジタル教科書 =東京都江東区

 紙の教科書は文科省の検定で一定の質が確保されるのに対し、デジタル教科書は副教材の位置付け。紙の教科書にない動画や音声も検定の対象とするのか、子供が端末を使って有害情報にアクセスしないかといった問題が指摘されている。導入費用の負担をどうするかも含め検討課題は山積しており、文科省の専門家会議は28年中に報告書をまとめる方針で、今月12日に初会合を開いた。

 大日本図書ICT教育推進室の百合本礼二室長は「端末が生徒1人に1台整備されると、先生が生徒から送られた質問を集約したり生徒同士が意見を交換したりでき、大きな威力を発揮する」とした上で、「端末を誰が買うのかが問題。先生がどう授業を組み立てるか、使う側の課題もある」と話している。

 ■自治体間に整備率格差

 文部科学省の調査(平成26年3月現在)によると、全国の公立学校(小中高校、特別支援学校など)における指導者用デジタル教科書の整備率は37.4%にとどまったものの、前年に比べ4.9ポイント上昇した。

 都道府県別にみると、最も高かった佐賀県では86.1%だが、最も低かった北海道では8.7%。自治体間で格差がみられた。

 電子黒板のある学校の割合は76.4%で、前年より1.7ポイントアップした。教育用コンピューター1台当たりの児童・生徒数は平均6.5人だった。

●=隆の生の上に一

「ライフ」のランキング