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電子黒板で利用拡大「デジタル教科書」 費用、内容…専門家が検討

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電子黒板で利用拡大「デジタル教科書」 費用、内容…専門家が検討

電子黒板型プロジェクターを使い、惑星探査機の活躍ぶりを話すJAXAの的川泰宣名誉教授。画面左側が拡大されたデジタル教科書 =東京都江東区

 画面上で指や専用ペンを使い、生徒の視線を集めたい部分を拡大する機能はデジタル教科書の特徴の一つ。英語の発音を音声で確認したり、図形を立体的に表示したりする機能もある。現状では教員が電子黒板で提示する指導者用が主流だが、生徒がタブレット端末で利用する学習者用もある。教員と生徒の双方で導入すれば、問題配布と回答提出といったやりとりができるようになる。

 ◆読み書き困難に配慮

 教科書会社12社で閲覧ソフトを共通化した団体「コネッツ」は4年ごとに行われる紙の教科書の改訂に合わせ、今年4月、小学校用のデジタル版を発売。28年4月に改訂される中学教科書にも対応する。

 展示会ではそのうちの一つ、中学英語「サンシャイン」(開●堂出版)を使った実演も。本文に関連した英国の街を動画で紹介して関心を高める機能が来場者の目を引いていた。

 読み書きに困難のある子供に配慮したデジタル教科書もある。東京書籍が今年4月に発行した小学校指導者用には、画面の文字を認識しやすいよう大きさや書体、背景色などを変更できる学習者用データが添付されている。

 今後の利用拡大が見込まれるデジタル教科書だが、課題も多い。

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