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子供の歯列矯正 転院相談の56%が不適切 専門医「安易な治療に注意を」

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子供の歯列矯正 転院相談の56%が不適切 専門医「安易な治療に注意を」

 歯並びやかみ合わせをよくする歯列矯正で、不適切な治療を受けていた子供が昨年1年間で少なくとも288人いたことが日本臨床矯正歯科医会の調査で分かった。同医会加盟の専門医院に転院相談のあった患者(517人)の半数以上に上り、他院で7年間通院して改善されないケースもあった。初めて調査を実施した同医会は「技術がないのに安易に矯正治療を行う歯科医が増えている」と注意を呼びかけている。

 歯列矯正は、歯に取り付けた金属にワイヤを通し、2、3年かけて歯を動かす「マルチブラケット法」が主流。治療後も歯を保定するため一定期間、「リテーナー」という装置を着ける。ほとんどの場合、健康保険が適用されず、費用は60万~120万円程度かかる。

 矯正歯科専門の開業医らでつくる同医会は今年1月、治療途中に他院から転院の相談があった18歳以下の患者について初の調査を実施(203医院回答)。昨年1年間で517人から転院相談があり、うち半数以上の288人(56%)が、頭部のエックス線検査など必要な検査を受けないまま、装置を取り付けられるなど不適切な治療を受けていた。

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