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【くらしナビ】ご飯と緑茶の相性 科学的に実証 味のコントラストでおいしく

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ご飯と緑茶の相性 科学的に実証 味のコントラストでおいしく

緑茶の人気は若者、外国人にも広がっている。写真は大分県のお~いお茶専用茶畑

 4月半ばの長雨で茶摘みが遅れたが、お茶好きにはたまらない新茶のシーズンを迎えた。和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたのを機に若者や外国人にも注目されている緑茶。免疫力向上などさまざまな健康効果が研究されているのも緑茶には追い風だ。

 茶道など日本文化への関心がきっかけでお茶を知ることが多い外国人は、緑茶より抹茶を好みそうだが、「最近は、無糖でヘルシーな緑茶を飲む外国人も増加している」(日本茶インストラクター協会の奥村静二専務理事)そうだ。

 最近、ご飯と緑茶の味の相性の良さが科学的に実証された。味覚に関する分析研究とコンサルティングを行っているAISSY(東京都港区)が、ご飯とお茶の「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味(旨味)」の5つの基本味を測定。その結果を、数値化して図にすると対称形になり、両者の味のバランスがよいことが分かる。

 鈴木隆一・AISSY社長は、「甘い物を食べ続けると徐々に慣れてしまって甘さを感じなくなる。緑茶を飲むことで、ご飯の甘みと緑茶の苦みが味のコントラストを生みだし、それぞれの味を感じやすくなる。味の強さのバランスも良いので、お互いのおいしさが引き出される。ご飯と緑茶は、うま味がベースにあることでさらにおいしいと感じやすくなる」と説明する。

 ネット調査会社のマイボイスコム(東京都千代田区)が実施した全国の15~79歳の男女1万人を対象としたお茶飲料の意識調査でも「おにぎりを食べる時に一緒に飲みたいお茶飲料」の上位は緑茶が占め、伊藤園の「お~いお茶」、サントリーの「伊右衛門」、コカ・コーラの「綾鷹」の順だった。

 伊藤園の志田光正マーケティング1部長は、「自治体、JA、農家と協力して茶畑の土作りから関わっている」という。ペットボトルの緑茶飲料のイメージが強い伊藤園だが、原料である茶葉には強いこだわりがある。「元々急須で入れる茶葉が本業。100品種以上の茶葉から厳選し、お~いお茶に使用している」という。

 日本食ブームの中、緑茶飲料トップメーカーの原料茶葉へのこだわりから生まれる新たな商品開発にも注目したい。(財川典男)

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