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カンピロバクター食中毒 運動神経に障害…難病の原因にも 対策は「生は避け十分な加熱」

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カンピロバクター食中毒 運動神経に障害…難病の原因にも 対策は「生は避け十分な加熱」

9秒間湯通しした鶏ささ身。内部の菌は生存していた(東京都健康安全研究センター提供)

 東京都台東区の飲食店で4月下旬、コース料理を食べた約50人のうち23人がカンピロバクターによる食中毒を発症した。鶏のささ身を湯引きしてポン酢であえた料理が原因とみられ、同店は「刺し身と違い、湯引きしているから大丈夫だと思っていた」と打ち明ける。

 東京都健康安全研究センターが鶏のささ身を使い、9秒間湯通ししたところ、外側の色は白く変化したが内部は生肉の色のまま。菌も生存していた。軽く湯を通す程度の加熱では食中毒になる恐れがある。

 台東保健所生活衛生課は「『飲食店で提供されるものは安全』と思っている消費者は多い。鶏肉は中までしっかり火を通したものを提供してほしい」と飲食店に呼びかけている。

 一方、焼き鳥やバーベキューなど加熱して食べる料理でも生焼けのことがある。食べる前に肉の内部の色を見て、火がきちんと通っているかを確認しよう。

 ◆交差汚染に注意

 カンピロバクターによる食中毒は、原因となる食品を食べてから2~7日(平均3~4日)たってから発症するのが特徴だ。主な症状は腹痛や下痢、発熱、嘔吐(おうと)など。

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