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【マンスリー将棋】豊島、タイトル挑戦3度目「結果を」

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【マンスリー将棋】
豊島、タイトル挑戦3度目「結果を」

25歳の誕生日に初の棋聖戦五番勝負登場を決めた豊島将之七段

 「タイトル戦は3度目なので、今度は結果を出したい」

 4月30日、第86期棋聖戦五番勝負(産経新聞社主催)で羽生善治棋聖(44)=名人・王位・王座=の挑戦者に初名乗りをあげた豊島将之七段。25歳の誕生日に自ら花を添えた豊島が、初タイトル獲得に意欲を見せた。

 4歳のころ、羽生世代を特集したテレビ番組を見て将棋に関心を持ち、母親から手ほどきを受けた。9歳で桐山清澄九段門下で奨励会に入会、トントン拍子に出世した。プロ入りは16歳。平成23年に初のタイトル戦となる王将戦七番勝負に出場したが、2勝4敗で敗退。昨年秋の王座戦五番勝負では、2勝3敗で羽生王座に惜敗した。

 王座戦出場が決まった頃、練習対局や研究会で通っていた大阪市の関西将棋会館から徐々に足が遠のいていった。「一人で研究した方がいい」と判断したからだ。背景には、昨年春に行われた第3回電王戦がある。豊島は出場した5人のプロ棋士のうちただ一人勝利。それ以来、「いろいろなソフトを使って勝てない局面を設定し、そこからいかに自分が勝ちに持ち込めるかを勉強している」という。

 また、昨年秋に糸谷哲郎竜王(26)が関西若手の中で先駆けてタイトルを手にしたことも刺激になっている。「全体的に非常にレベルが高く、どんな形になってもいい将棋を指す」というのが豊島の羽生評。「こちらも自分の良さを出したいと思います」(藤田昌俊)

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