産経ニュース

【解答乱麻】健全な育児のために…もう少しずつ、変える努力を ジャーナリスト・細川珠生 

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【解答乱麻】
健全な育児のために…もう少しずつ、変える努力を ジャーナリスト・細川珠生 

 男性の育児休暇取得は、そうはいってもなかなか難しい。女性と同様に1年も仕事を休むなど、やはり有り得ないとも思う。仕事は休めば休むだけ、いろいろなところに「ブランク」ができるのも事実だ。社会の変化や人間関係の変化に後れを取ることにもなる。ただその中でも、男性ができることを考えてみると、せめてウィリアム王子並みの(と言っては失礼だが)、6週間の育休が出産後早い時期に父親も取得できれば、母親の負担感も軽減されるし、何より、同じ境遇の中にいてくれるという安心感は長い期間育児という共同作業をするにあたっても、大きな信頼関係を醸成するものに結びついていくと思う。

 それには社会全体で発想を変える努力が必要である。健全な育児が行われ、その結果、健全な子供が育つためにも、すべての人がもう少しずつ、何かを変える努力をすることが必要だ。

                   

【プロフィル】細川珠生  ほそかわ・たまお 元東京都品川区教育委員。ラジオや雑誌などで活躍。父親は政治評論家の故細川隆一郎氏。

「ライフ」のランキング