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【美の扉】モードで追求した「日本人」 「森英恵 仕事とスタイル」

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【美の扉】
モードで追求した「日本人」 「森英恵 仕事とスタイル」

鬼しぼ縮緬の生地に秋草や扇といった和の柄をプリントしたツーピース(中央、2004年秋冬)など、最高級の素材と技を駆使したオートクチュール作品が並ぶ

 島根県西部、石見(いわみ)地方の街並みは、瓦屋根の赤褐色に彩られている。中でも「グラントワ」(フランス語で大きな屋根の意)の愛称がある島根県芸術文化センター(益田市)は、地場産業の石州(せきしゅう)瓦を28万枚も使った見事な建築だ。赤い屋根の下、「石見美術館」と「いわみ芸術劇場」が共存し、市民に親しまれている。

 開館10周年を飾るのは、地元出身の世界的デザイナー、森英恵さん(89)の過去最大規模の個展。最高峰の素材と手仕事を結集させたオートクチュール(高級注文服)作品53点を軸に、オペラや歌舞伎の舞台衣装や映画衣装、ユニホームに著作物まで、約60年にわたる仕事とスタイルを紹介している。

 森さんが小学3年生まで過ごした六日市町(現・吉賀町)は、益田市内を流れる清流、高津川をさらにさかのぼった山間(やまあい)にある。「山と水に囲まれ、自然と日常的に接した幼少期の経験は、仕事をする上で“元手”となった」と森さんは話す。

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