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久子さま秋田入り 「高円宮家コレクションの根付」展ご覧に

高円宮妃久子さまは25日、秋田市入りし、市立千秋美術館で26日から始まる企画展「掌中(しょうちゅう)の珠(たま) 高円宮家コレクションの根付(ねつけ)」(実行委員会主催、産経新聞秋田支局など後援)のオープニングセレモニーなどに臨まれた。
根付は、帯に印籠(いんろう)などをぶら下げる際に使われる伝統の留め具。企画展は、久子さまが平成14年に薨去(こうきょ)された高円宮憲仁親王殿下とともに収集された根付など約260点を展示し、6月7日まで開かれる。
久子さまはアトリオン音楽ホールで「手のひらの小宇宙 根付の世界」と題してご講演。「多くの方が、根付コレクションは宮様から私が引き継いだものだとのイメージを持っていらっしゃるようですが、実は私が最初です」と根付との出合いを紹介した後、根付の歴史や展示品について解説された。
美術館で行われたオープニングセレモニーでテープカットした後、企画展の会場を見て回り、穂積志市長らに展示品を紹介したり、高円宮さまとの思い出を話された。
26日は秋田県立美術館と秋田公立美術大を視察される。