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「大自然のなかで眠りたい」 増える海洋散骨、薄れる抵抗感

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「大自然のなかで眠りたい」 増える海洋散骨、薄れる抵抗感

ニュージーランドで散骨をした佐野久子さん、遺影を持つのは娘の美樹さん

 とはいえ希望者は増加の一途だ。

 東京湾などでの海洋散骨を手がけるブルーオーシャンセレモニー(江東区)では昨年約150件の海洋散骨を手がけたが、今年は200件を上回ることが確実だという。

 村田ますみ代表は、増加の理由として(1)散骨への認知が進んだ(2)墓を建てても継承者がいないという人が増えている(3)陸地での散骨に対して反対運動が起きるなど抵抗が強い一方で、海洋散骨にはそういった問題が起こりにくい-といった点を挙げている。

 村田さんによると、業界団体の一つである日本海洋散骨協会(同)には、個人からの問い合わせ以上に、葬祭業者などから「散骨のサポート事業を始めたいがアドバイスしてほしい」といった問い合わせが相次いでいるという。

 最新号で散骨を特集した季刊誌『終活読本ソナエ』の赤堀正卓編集長は「海洋散骨を扱う業者や団体が急激に増えており、散骨はますます広がるだろう。ただ、すべての遺骨をまいたために、『故人を弔う場所がない』と後悔する人も多い。まくのは一部にして残りを墓に納めるなど、後々の供養や追慕の気持ちを大切にした散骨であってほしい」と話している。

(『終活読本ソナエ』2015年春号に詳細を掲載)

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