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「大自然のなかで眠りたい」 増える海洋散骨、薄れる抵抗感

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「大自然のなかで眠りたい」 増える海洋散骨、薄れる抵抗感

ニュージーランドで散骨をした佐野久子さん、遺影を持つのは娘の美樹さん

 久子さんは船上でスタッフや旅仲間に「本人の希望通り、夫は静かに旅立ちました。散骨をしたことに揺るぎはなく、ささやかな誇りに思っています」とあいさつした。そして、「いずれ自分も同じ場所に眠る」と強く思っている。

                   

 散骨に対する意識を知ることができる統計として、横浜市が平成14年度と24年度に実施した調査がある。

 散骨について「自分はしたい(されたい)」と答えた人は14年度は10・6%だったものが、24年度には22・6%に倍増していた。

 一方で、「理解できるがしたくない」は51・8%だったものが、37・8%にまで減っていた。

 楽天リサーチが「自分の埋葬方法の希望」を尋ねたネット調査では「先祖代々の墓」(29・5%)に次いで「散骨」(16・6%)が選ばれた。

 ただ、葬祭業者などに聞くと、実際の実施は1%にも満たないようだ。故人が散骨を希望していたとしても、遺族や親族らが抵抗感を持ったり、散骨に関する法的な裏付けがない点を躊躇(ちゅうちょ)するケースが多いという。

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