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体長2メートルの「巨大ロブスター」4億8000万年前に生息 巨大生物の進化解明の鍵

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体長2メートルの「巨大ロブスター」4億8000万年前に生息 巨大生物の進化解明の鍵

人間大の巨大ロブスター「エーギロカシス・ベンムーラ」の想像図(マリアンヌ・コリンズ氏提供、AP)

 当時地球に生息していた中では最大の生き物と考えられており、各種の報道を総合すると、今回の研究成果には生物の進化の過程を解明する上で画期的ないくつかの発見が含まれているという。

 まずこの生物は、約5億2000万年前に登場し、すでに絶滅したアノマロカリス類と呼ばれる海生生物の一種だ。BBCによると、エーギロカシスはそこからさらに4000万年下って現れたアノマロカリス類の最期の種で、口に鋭い歯を持つアノマロカリスが三葉虫などを捕食して生態系の頂点に君臨していたのとは対照的に、プランクトンを主食としていた。

 研究を主導した英オックスフォード大学のアリソン・デリー博士は、今まで考えられていた地球の海洋環境観を大きく変える発見だとBBCに語った。エーギロカシス以前の濾過(ろか)摂食動物は体が小さく、海底にへばりつくようにして餌を取っていたが、エーギロカシスは体節についたフラップを使って海中を縦横無尽に泳ぎ回ることができた。エーギロカシスが海中を広く掃除する“エコ”な役割を担っていたおかげで、海中はこれまで考えられていた以上にきれいだった可能性があるという。

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