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特攻の日本兵、米兵が「日の丸」で覆い手厚く水葬 ハワイの企画展、新たなエピソードも

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特攻の日本兵、米兵が「日の丸」で覆い手厚く水葬 ハワイの企画展、新たなエピソードも

ハワイ真珠湾の戦艦ミズーリで特攻企画展が始まった。オープニングセレモニー後、特攻の跡が残る右舷デッキでマイク・カー館長(右)から説明を受ける霜出勘平南九州市長(中央)。左は在ホノルル日本領事館の重枝豊英総領事=11日、ハワイ・オアフ島(鈴木健児撮影)

 戦時中、米戦艦ミズーリに特攻して死亡した日本兵は手作りの「日の丸」で覆われ、米兵に手厚く水葬されていた-。米・ハワイの真珠湾に係留されている戦艦ミズーリ記念館で始まった特攻企画展では、関係者も新たに知るエピソードが披露され、日米の出席者が交流を深めた。

 企画展開催のきっかけになったのは、昨年12月7日付産経新聞朝刊(一部地域は6日付朝刊)に掲載された本紙写真企画「戦後70年~記憶の風景」を「知覧特攻平和会館」(鹿児島県南九州市)管理係の桑代睦雄さん(54)が目にしたことだった。

 「特攻機が突入した戦艦と分かっていても、多くの人が詳しい歴史を知らないのでは…」

 記事を読んだ桑代さんが疑問を感じ、産経新聞社を通じて戦艦ミズーリ記念館に連絡を取り、「後世に事実を正しく伝える必要がある」と一致。桑代さんが今年3月、同記念館に赴いた。

 記念館で桑代さんは、新たな事実も知った。昭和20(1945)年4月11日、鹿児島県の喜界島沖で特攻機がミズーリ右舷後方に突入した際、操縦していた日本兵は艦上で戦死していたが、乗組員は手作りの日の丸で遺体を覆い手厚く水葬、記録写真も残っていたことなどだ。

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