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【書評】『戦国武将の明暗』本郷和人著

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【書評】
『戦国武将の明暗』本郷和人著

『戦国武将の明暗』

 昨年のNHK大河ドラマの主人公、黒田官兵衛。孔明さながらの名軍師で、関ケ原の戦いの際には九州から天下を狙っていた-。

 歴史小説でおなじみの話だが、史料をしっかり読めば、官兵衛が天下取りを図ったとするのは無理があるし、そもそも日本に軍師なる存在は見いだしがたいという。

 では、なぜ官兵衛は関ケ原の際に九州で暴れたのか? そうした戦国時代に関する疑問の数々を、東大教授が史料に即して考えていくのが本書。小早川秀秋の裏切りの実際、当時の武家の女たち…。やさしい語り口で気楽に読めて、確かな知識が身につくこと請け合い。(新潮新書・760円+税)

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