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【話の肖像画】仁藤夢乃 女子高校生サポートセンターColabo代表(4)「うちの子は大丈夫」は通用しない

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【話の肖像画】
仁藤夢乃 女子高校生サポートセンターColabo代表(4)「うちの子は大丈夫」は通用しない

街で少女に声をかけ、“つながる”きっかけづくりをしている=平成26年12月、東京・秋葉原

 〈政府の統計によると、平成25年度の高校中退者数は年間約6万人。不登校者は中学校で年間約9万5千人、高校で約5万6千人いる。26年の未成年の自殺者数は年間483人。難民高校生となりうる若者は生まれ続けている〉

 子供たちが家庭や学校とのつながりが切れ、難民化する理由はさまざまです。貧困、家庭不和、病気、いじめ…。ただ、非行は大人が先にやっているケースが多い気がします。例えば、両親が刑務所から出てきたためにそれまで暮らしていた児童養護施設を出て同居することになった少女は、父親に学校を辞めさせられて夜の仕事をさせられ、性的虐待まで受けた。JK(女子高生)ビジネスに携わる少女たちの行動ばかりを見がちですが、背景に介入していかなければいけないと思います。

 逆に、家庭や学校で特に問題もなく、将来の夢もあるような普通の女子高生もJKビジネスの現場で働いています。「うちの子には関係ない」「うちの生徒は大丈夫」は通用しません。街だけでなく、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でも知り合ってしまいます。インターネットに放たれた子供たちの声を検索している大人がいて、巧みに声をかけてくる。SNSのコミュニティーに子供を装って入ってくる大人もいます。

 〈Colaboへ駆け込むのは少女だけではない。裏社会に利用された少年たちもいる〉

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