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【話の肖像画】仁藤夢乃 女子高校生サポートセンターColabo代表(3)渋谷の少女たちのために大学へ

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【話の肖像画】
仁藤夢乃 女子高校生サポートセンターColabo代表(3)渋谷の少女たちのために大学へ

 風俗、妊娠、中絶、DV(ドメスティックバイオレンス)、オーバードーズ(薬物の過剰摂取)、リストカット…。そんな経験を持つ子がたくさんいましたが、「渋谷に行けば誰かがいる」という安心感がありました。オール(徹夜)明けに電車で通学途中の高校生と会う度に心が痛んだけど、どうしたらいいか分からなかった。仲のいい女友達の前では「もうやだ」「死にたい」といってはわけも分からず泣いていました。

 〈高校2年生で中退。大手予備校の高等学校卒業程度認定(高認)試験のコースに通い、4カ月後に合格。明治学院大学に進学し、ボランティアサークルに入った〉

 予備校でも初めはやりたいことも夢もなく、勉強に身が入りませんでしたが、そんなとき、週1回の「農園ゼミ」で講師の阿蘇敏文さんに出会いました。どんな生徒にも正面から向き合い、いつも「なんで」と聞いてくる人だったので自然と頭の中が整理されました。阿蘇さんと旅したフィリピンで同年代の女の子が日本人男性に買春されていく姿を見て、渋谷でも同じことが起きていると思いました。「生活に困っている子に他の選択肢を持って生きることができるようにしたい」と大学に進学し、海外の貧しい子供たちを支援する活動をしていました。

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