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理研・野依理事長、表情硬く進退明言せず 「改革実現」を強調

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理研・野依理事長、表情硬く進退明言せず 「改革実現」を強調

記者の質問の質問に答える野依良治理事長(右)と坪井裕理事=23日午後、埼玉県和光市(早坂洋祐撮影)

 「事後対応には至らない点があり、おわびする」。理化学研究所の野依良治理事長は23日の記者会見で、硬い表情で約1年間に及んだSTAP問題への釈明を繰り返した。自身の責任や進退は明言せず、「今年度内に改革を実現することが自分の責任だった」と再発防止に力を注いだことを強調した。

 野依氏はSTAP問題が起きた理由について「(研究倫理に関する)規定を作り、教育を施すといいながら、それができていなかったこと」と説明。発覚後の対応が遅れて問題が長期化したことについては、「一般社会の関心とスピード感についていけなかった」と反省点を口にした。

 記者団からは進退に関する質問が集中。下村博文文部科学相が同日、野依氏の退任を明らかにしたにもかかわらず、最後まで「申し上げることはできない」の一点張りで、歯切れの悪い対応に終始した。辞任後に改めて会見するかどうかも明らかにしなかった。

 組織の運営責任について問われると、自身や理事が給与の一部を自主返納したことを挙げ「これ以上の責任を取る必要はない。新たな処分は検討していない」と言い切った。

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