産経ニュース

【日本の議論】若者の「スマホ難聴」に注意 原因は大音量の音楽鑑賞、コンサート、クラブ…飲酒も

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【日本の議論】
若者の「スマホ難聴」に注意 原因は大音量の音楽鑑賞、コンサート、クラブ…飲酒も

WHOは難聴予防にスマホなどでの音楽鑑賞は「1日1時間以内に」と呼び掛けている(本文とは関係ありません)

耳鳴りがサイン、飲酒も原因に

 加齢による老人性難聴の多くは、蝸牛の細胞の死滅だけでなく、耳の器官の障害など複数の原因が複合的に関係している場合が多い。

 日本では65歳以上の25~40%、75歳以上の40~66%、85歳以上の80%以上にみられ、罹患(りかん)者は1500万人以上に上るという。

 加齢により聞こえにくくなるのは誰にでも起こりうることだが、若いときから長時間、大音量にさらされていると、ダメージが蓄積して30代や40代の早い時期に老人性難聴を発症することがあるという。

 では、どの程度の音に気をつけたらいいのか。

 WHOは「100デシベルの騒音なら15分以内」とする。100デシベルは「電車が通るときのガード下の騒音」程度に相当する。

 周りがうるさい電車内でイヤホンを使い音楽を聴いていると、無意識のうちにボリュームが大きくなりやすいので注意が必要だ。

 また、耳鳴りは内耳の細胞が損傷しているサイン。うるさい所から静かな所に移動したときに、「シーン」という耳鳴りがしたら大音量の場所にいたと考えるべき。同じ場所には近寄らないことが勧められる。

 意外な原因が飲酒。最近の研究で飲酒により内耳の細胞を壊す物質が出ることが分かっており、ナイトクラブなどで飲酒しながら長時間、大音量で音楽を聴くのは避けたい行為だ。

 山岨教授は「何ともなかったのに突然聞こえにくくなるなどの症状が出たときは、早期に治療を開始すれば、聴覚神経の障害が進行するのを防げる。発症から数日以内に医療機関を受診してほしい」と話している。

「ライフ」のランキング