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【川崎中1殺害】「なぜ守れなかったのか…」 教育関係者に募る悔い 市教委は検証へ

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【川崎中1殺害】
「なぜ守れなかったのか…」 教育関係者に募る悔い 市教委は検証へ

上村遼太君が殺害された現場近くには多くの花束などが供えられ、雨の中を献花に来た人の姿もあった=26日午後、川崎市港町(野村成次撮影)

 川崎市川崎区の多摩川河川敷で殺害されているのが見つかった同区の中学1年、上村(うえむら)遼太さんは、冬休み明けから欠席するようになり、担任教諭は電話や家庭訪問などで接触を試みてきたが、本人と連絡が取れたのは事件発生の4日前だった。「なぜ上村さんを守れなかったのか」。川崎市教委は一連の経緯の検証を始めたが、命を救えなかった教育関係者の悔いは募る。

 「なぜこのようなことに巻き込まれたのか、どこの時点でこちらが介入できたのかを検証しながら、今後、こうしたことが起こらないようにしたい」

 23日に記者会見した川崎市教委の渡辺直美教育長は、こう語った。

 市教委によると、上村さんが中学校を休み始めたのは1月8日。「学校へは家の用事で行かない」「本人と連絡がつかない」「今は家にいない。自発的に登校するまで様子をみる」「友達といるのではないか」…。担任の女性教諭は、30回以上にわたって上村さんの自宅を訪問したり、母親の携帯電話などに連絡を入れたりしたが、母親から断片的な様子が聞けたのみで、上村さん本人には会うことはできなかった。

 ようやく接触ができたのは、事件4日前の16日だった。「そろそろテストが近いから学校に来ませんか?」と担任が誘うと、上村さんは「そろそろ学校に行こうかな」と、前向きに答えていた。

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