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【書評】『ラスト・ワルツ』柳広司著       

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【書評】
『ラスト・ワルツ』柳広司著       

『ラスト・ワルツ』

 日本陸軍が極秘に設立した諜報組織「D機関」の死闘を描く「ジョーカー・ゲーム」シリーズの最新作。疾走する満鉄特急の車内でソ連の「スパイ殺し」と対決する「アジア・エクスプレス」、仮面舞踏会を舞台にした「舞踏会の夜」、ナチスの宣伝大臣ゲッベルスが登場する「ワルキューレ」の3編を収録。クールにスタイリッシュに頭脳戦が繰り広げられる。いつか作家の仕掛けを読み切ってやろうと、じっくりと読書に挑んでいる連作だけれど、今回も「やられた!」を3連発。そしていつも通り、負けてうれしいのだった。負け惜しみでなく。(KADOKAWA・1400円+税)

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