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【ゆうゆうLife】特養が民家で介護予防 「卒業」目指しトレーニング

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特養が民家で介護予防 「卒業」目指しトレーニング

週に2時間の活動が、生活のメリハリになっている=東京都稲城市の「押立の家」

 スタッフの大作(おおさく)智恵さんは、特養の生活相談員。「定期的な運動で、歩行時のすり足が直る人も多い。ここに来るために身だしなみを整え、お化粧をするのも心身の活性化になります」

 ただ、「卒業」は肉体的にも気持ちの上でも容易でない様子。大作さんは「こうした場が徒歩圏内にあり、卒業後の場もたくさんあるのが理想。そこで誰が指導するか、課題もあります」と話している。

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 新たに始まるのは、「介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)」。

 「押立の家」が総合事業に移るかどうかは未定。だが、総合事業は対象者が広がる。例えば、要支援・要介護の認定を受けた後も利用できるようになる。自治体の裁量の大きいこうした予防事業や、ボランティアが支える集いの場を増やそうというのが総合事業のイメージだ。

 要支援の人が使う予防通所介護も総合事業の柱の一つ。現行サービスはそのまま残るが、将来的には、人員基準を緩和したミニデイサービス▽ボランティア主体の体操や運動の場▽リハビリなどを行う短期集中サービス-などを増やしていく。現行サービスからの移行が進めば、将来の予防給付の増加を抑えられる、と厚生労働省はみる。

 総合事業の開始は、市町村によってまちまち。厚労省は「最初から多様なサービスがそろう必要はない。なるべく早く取りかかり、少しずつ広げてほしい」(老健局振興課)と早期実施の旗を振る。

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