産経ニュース

【書評】児童書『ぼくは建築家ヤング・フランク』 フランクと建築家だらけ

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【書評】
児童書『ぼくは建築家ヤング・フランク』 フランクと建築家だらけ

『ぼくは建築家ヤング・フランク』フランク・ビバ作、まえじまみちこ、ばんしげる訳(西村書店・1500円+税)

 ヤング・フランクは建築家。同じく建築家のおじいさん、オールド・フランクと一緒に住んでいます。ある朝、ヤング・フランクがトイレットペーパーの芯でいすを作ったら、オールド・フランクが言いました。

 〈建築家は、いすなんかつくらないと思うよ〉

 つぎにヤング・フランクが本で超高層ビルをつくると、今度は〈ビルはまっすぐじゃないといけないよ〉。とうとうヤング・フランクは言います。

 〈おじいちゃん、ぼく もう 建築家でいたいのかどうかわからないよ〉

 2人のフランクは、本物の建築家の作品を見に、ニューヨーク近代美術館(MoMA)を訪ねることにしました。すると驚いたことにそこには…。

 フランク・O・ゲーリーやフランク・ロイド・ライトの収蔵作が紹介される。〈建築家はみんなフランクっていう名前なの?〉というセリフにニヤリ。なにしろ作者もフランク。とにかくフランクと建築家だらけの本だけど、何げなく訳者を見ると、ここにも本物の建築家が!(フランク・ビバ作、まえじまみちこ、ばんしげる訳/西村書店・1500円+税)

「ライフ」のランキング