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注目される「ソリティアFR」 脳梗塞、新たな器具で再開通率向上

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注目される「ソリティアFR」 脳梗塞、新たな器具で再開通率向上

ソリティアFRを使った脳梗塞の治療を行う総合東京病院の手術室 =東京都中野区

 平成17年に血管内で詰まった血栓を溶かし、血管を再開通させる薬剤として「t-PA」が承認された。当初は発症から3時間以内の使用が条件だったため、受けられるのが発症者全体の5%程度にとどまっていた。しかし、その後の研究で発症から4時間半たっても治療効果が得られるとされ、24年に適用が発症から4時間半まで延長された。

 ◆血栓をキャッチ

 その間、血栓を除去して血管を再開通させる医療器具も次々と開発されてきた。

 22年にカテーテルの先端のコイル状部分で血栓を絡め取る「メルシーリトリーバー」、23年に血栓を吸引して回収する「ペナンブラ」、そして25年には網目状の筒で血栓をかき出す「ソリティアFR」が国内で承認された。

 中でもソリティアFRは有望な治療法の一つとして注目されており、渡辺院長は「血栓をよくキャッチしてくれるので、再開通率が全体の9割前後まで高まった」と指摘。発症から8時間以内の治療が可能という。ソリティアFRは全国約250の病院で導入されている。

 治療技術の進歩で、死亡者が減っているとはいえ、脳梗塞を発症する人は増えているのが実情だ。「治療で大事なのは詰まった血管をいかに早く再開通させるか」と渡辺院長。家族などが倒れて脳梗塞の症状が表れたら、すぐに救急搬送してもらうことが重要だ。

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