産経ニュース

注目される「ソリティアFR」 脳梗塞、新たな器具で再開通率向上

ライフ ライフ

記事詳細

更新


注目される「ソリティアFR」 脳梗塞、新たな器具で再開通率向上

ソリティアFRを使った脳梗塞の治療を行う総合東京病院の手術室 =東京都中野区

 血栓により脳内の血管が詰まる脳梗塞。血流が途絶え、脳が徐々に壊死(えし)する病気で生命に関わる。発症後、早期の治療が必要で、一命を取り留めても、寝たきりになるなど重い後遺症に苦しむ人は多い。そうした中、血栓を除去する医療器具を使った新たな治療法が注目されている。(兼松康)

                   ◇

 ◆死亡率は1割に

 脳梗塞を含む脳卒中は、「3大疾病」と言われ、長く日本人の死因としてがん、心疾患に次ぐ3位の座を占めていた。近年は肺炎に次ぐ4位。高齢化が進む中、患者は増えているが、「死亡者数は減っている」と、総合東京病院の渡辺貞義院長は指摘する。

 渡辺院長によると、脳の血管が詰まったり、破裂したりする脳卒中のうち、血管が詰まる脳梗塞は6~7割を占める。「かつては3分の1が死亡し、3分の1が寝たきりになり、社会復帰できるのは3分の1」と言われていた。現在は「治療技術の進歩もあり、5割が社会復帰し、何らかの後遺症が出るのが4割、死亡するのは1割になった」という。

 脳梗塞で死亡する人が減っている背景には新たな薬剤や医療器具の導入など治療技術の進歩がある。

このニュースの写真

  • 注目される「ソリティアFR」 脳梗塞、新たな器具で再開通率向上

「ライフ」のランキング